美容師なら必ず年に数回はあるであろうお客様との会話の中で・・・
石鹸シャンプーを使ってるんだけどっていう会話があります。
それでよく勘違いされている事もあるんだろうなぁ~と思う事を今日は少し書きます。
まず、石鹸とは動植物油から得られる高級脂肪酸から作られています。
でもって、石鹸系といわれる物が実はありまして、成分はラウレス○カルボン酸などで石鹸成分にカルボン酸をくっけたモノです。
化学式はだいぶ似てるんですが石鹸と大きく違う所は弱酸性にできるという事です。(肌は弱酸性です。)
因みに石鹸を作っている会社はラウレス○カルボン酸を使った石鹸系の物を石鹸とは認めないそうです。(合成シャンプーとして分類してます。)
でっ、石鹸は肌に使うから、髪にも優しいかと言うとそうじゃありません。アルカリが強いし、ダメージ毛なら更にダメージが進むと思います。脱脂力も強いですしね。
(石鹸シャンプーで髪を洗うとギシギシなるのは水道水の中のマグネシウム・カルシウムなどのミネラルが石鹸と結合して髪に付着するのと、洗浄力が強いので脱脂力が強く、
PHも高アルカリのでキューティクルが膨潤して摩擦が増えるからギシギシしてしまうんです)
だから石鹸シャンプーを使ったあとは、アルカリの金属石鹸を酸性で中和して、膨潤したキューティクルを閉じさせるために酸リンスが絶対に必要になります☆
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というわけで難しい事を書きましたが、なんでもそうですがいい面と悪い面をちゃんと知って使いこなすのというのが大事じゃないかと思います。
ではでは☆